英語の文章を正確に読めるようにする練習

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英語の文章を正確に読めるようにする練習

2023/01/11

英語の文章を正確に読めるようにする練習

共通テストも目前に迫ってきました。

 

1日目は文型科目、2日目は理系科目だと思います。

 

グランスクールでも英語の授業を受けている生徒が比較的多く、毎日英語を読む練習をしています。

 

授業を進めている中で、英語の試験時間が足りない、だとか、内容がしっかりとつかめていない、だとかよく聞きます。

 

英語を読んでいて、文構造はとれるし、単語もそれなりにわかっているのに、内容がそこまで頭に入っていない。

そういうことが多々起こっているようです。

 

そういった場合は、文構造や単語の意味を考えるので頭のリソースを沢山使っていて、内容を捉えたり、内容を覚える余裕がないことがほとんどです。

 

こういった時に足りていないのは、一度解き終わった文章を何回も読む(音読や黙読をする)、ということです。

 

いつも生徒には言っているのですが、英語を読めるようにする上で重要になってくるのは

 

「音読」

 

です。

 

(人によっては「音読した上で黙読」も必要になってきます)

 

一つの文章で10回音読が必要とよく言われています。

 

 

一度単語や文構造を確認した文章を何度も読み返してほしいのです。

多くの人は一度問題を解き終わって満足することが多く、復習もちょっと見直すだけ、ということが多いのですが、それではその文章で身に着けたいことが身に着けることができません。

 

音読することによって、

 

「意識せずとも、その文章の構造や単語の意味が自然と浮かんでくる」

 

そういう状態にしたいのです。

それくらいの負担の軽さにしていくことで、内容を考える余裕も生まれてきます。

 

英語の文章もやり込みが必要です。

 

 

僕はよくスマブラをやっているのですが、覚えたばかりのコンボは咄嗟に出せません。

実戦で出てくるのは、手癖になっているようなあまり苦労せずに出せるコンボくらいです。

 

ゲームの例だけではなく、スポーツの練習でも同じことが言えると思います。

シュートのやり方を理解したから、シュートの練習を数回やったきりで試合に臨む、なんてことはないと思います。

 

 

英語を読む、という作業もそういったものと同じで、特殊技能です。

意識せずとも、文構造が浮かんでくるし、単語の意味もわかる、といった状態にして、ようやく次のものを積み重ねることができます。

 

そのためにも音読、または黙読がどうしても必要です。

 

一度やった文章を読み直すのは気が向かなかったり、面倒だったりすると思いますが、それでも、それをできた人が英語の成績を伸ばしていることが多いと思います。

 

授業中にも、一度やった文章を違う日に訳してもらう、などをして、その文章に触れる機会を増やしたりすることも多いです。

 

貴重な授業の時間なのだから、新しいことをやりたい、という気持ちもあるかと思いますが、その気持ちを分かった上でも、また同じ文章を読み直すことには意味があります。

それくらい読み直すことが重要です。

 

僕以外の有名な英語を教えている先生方も、英語を音読することが重要だと言っています。

 

英語を勉強する上で、一度解き終わって解説を読み込んで内容が分かった文章でも、何度も読み返し、自分の血肉とするまでやり込んでいきましょう。

 

グランスクールでは、英語の授業をする際に、英語を読む上で必要となる技能を身に着けるように意識して授業を行っています。

 

初見の文章の内容がとれないな、と思っている方は、新しい文章にどんどん取り組むのもいいですが、今まで読んだ文章を読み返してみることもいいのではないでしょうか。